rafle_nico Music/Work

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YAMAHA AG06 ウェブキャスミキサー レビュー

ウェブ上でライブストリーミングをする人にはとーってもお馴染みになっているYAMAHAのAGシリーズミキサー。

今更ながら、レビューと言うか雑記をまとめていこうと思います。
実用性、使用感重視の記事になるので、レビューとはまたちょっと違うかもしれません。

細かいスペックに関しては公式サイトへどうぞ。

AG06 - ウェブキャスティングミキサー - ヤマハ株式会社

私がこのミキサーを使用してどうやってウェブ放送をしているかは、また後日まとめようと思います。

ヤマハのウェブキャスティングミキサーは、このAG06以外にAG03があります。
あまり多くのチャンネルが必要でないのであれば、AG03シリーズで十分だと思います。

USB2.0バスパワーで動き、iPadなどに繋いで使用するときはアダプターをさしてつかえます。便利。

そしてなによりもLoopbackがついていることによって、ミキサー上でまとめた音を一括でパソコンに戻すことができます。めっちゃ便利。

さらにオーディオインターフェイスとしても機能する!なにそれすごい!

ちなみに私の使用マシンはMacbook Proです!

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外観は白とグレーでまとめられていてとても綺麗です。
ツアーレディなメタルシャーシではないですが、全然ちゃちっぽくないですし、家で使うには十分です。

つまみもBehringerとかにくらべたらまだましです。

とりあえず入力と出力だけでも書いておいたほうがいいですね。
入力チャンネルはモノラルx2、ステレオラインx2、USB in x1、AUXx1、ヘッドセットとマイクがx1ずつです。

ちなみにヘッドセットの部分に何かが刺さっているとそれと同機能の物はキャンセルされます。イヤホンとヘッドホンを同時に使用できないってことですね。

出力チャンネルはStereo Outx1、Monitor Outx1、Phonesx2

十分です。私はモニターアウトからYAMAHAのHS5につないでいます。

ちなみに1チャンネルには常にaudio technicaの2020というコンデンサーマイクがささっており、チャンネル5・6にはSteinberg UR12のアウトプットからの信号がはいってきています。
チャンネル6はMac上の音ですね。

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このミキサーの一番の特徴といえば、Loopback機能とエフェクター機能だと思います。アンプシミュレーターは使ったことがないのでわかりません。

まずLoopbackについてですが、ミキサーに入ってきた音、エフェクト、パソコンから入力された音(BGMやパソコン音源)を全てミキサー上で調整して、パソコンに送り返すことができます。

これによって、ミキサー上でまとめられ、ヘッドホンできいている音をそのままウェブストリーミングや録画、録音ソフトへ流すことができます。

放送以外の用途ですと、私はよくギターの音(別途、Steinberg UR12で入出力したものをAG06のチャンネル5・6へ入力)とMac上の音をまぜて、そのままAG06を録音デバイスとして設定して簡易動画をつくっています。Twitterにあげたり、友人に送ったりするようです。これがめちゃくちゃ便利。

あとはコンプ、EQ、リバーブ機能です。これはチャンネル1と2に適用できます。
AG DSP Controllerというソフトを無料でダウンロードすることができ、このソフトで細かく調整する事ができます。これがまた音が結構いい!

AG DSP CONTROLLER | ファーストステップガイド | AG Series | ミキサー | 製品情報 | ヤマハプロオーディオ

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こんな感じのソフトです。右端はリバーブ

特にリバーブはかなり優秀だと思います。アコギの録音、このAG06だけで完結させることができます。

もちろんコンプもしっかりと使うことができます。
このコンプも一般的なコンプレッサーのように扱いやすく、楽器録音の時だけでなく、生放送用に取り込んだ声を調整するためにも重宝すると思います。

設定を保存しておくことができ、現状開いている設定がミキサー本体へメモリされ、ソフトを閉じたりハードからとりはずしても記録されています。ミキサーのボタンを押せば保存した設定で機能します。

一点注意事項ですが、現状AG DSP ControllerはMac OSのSierraに対応していません(2016年11月22日現在)
そのうち対応するとは思うのですが、現状ソフトを開くと外観が透明になっていて意味不明になります。なお、ミキサーに保存してある設定などは問題なく使えます。

 

おわりに

とにかく便利な小型ミキサーです。
個人的には、ウェブ配信をする人以外にもおすすめしたいミキサーですね。

操作性もよく、チャンネル数も一般人には十分。エフェクト関連も充実しており、ループバックまでついている。

ちょっとだけ値ははりますが、これを買っておけばまず安心だと思います。

放送は楽になりますし、簡易録音にも役立ちます。

アコギをさくっと録音したい人にもちょうどいいですね。その場合はもしかしたらAG03で十分かもしれません。

手元ですべての音量が操作できるのは本当に便利です。モニタースピーカーを使っていて、ミキサーを持っていない人はとりあえず買っときましょう。

少しでも参考になれば幸いです。これはレビューではないですね・・・

それでは! 

YAMAHA ウェブキャスティングミキサー 6チャンネル AG06
 

 

楽器フェア2016:SAITO GUITARSブース

楽器フェア2016!皆様は参加されましたでしょうか。
せっかくの機会でしたので、私は友人と二人で遥々関西から日帰りで参加してきました。

正直なところ、齋藤楽器工房さんが出店するという事実だけで参加する価値がありました。
実際に参加してみると、色んな知り合いの方にお会いでき、色んなメーカーさんや販売店さん、代理店さんとお話もでき、様々な商品をためすことができてとても楽しかったです。

今回の記事では、私が敬愛する齋藤楽器工房様、SAITO GUITARSの出展ブースにかなり長時間おじゃましましたので、ぱぱっとまとめていきたいと思います。

動画にもありますが、西尾知矢さんのデモライブもありました。本当にいってよかった・・・めちゃくちゃかっこよかったです!

本日、ブースと新モデルをまとめた動画も投稿しましたので、参加できなかった方は是非ご覧ください。

ブース

まずはブースのトップです。本当に出店している!!うれしいですねー!

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そしてこれ、現状Sシリーズに対応しているカラーサンプルの壁です。
めちゃくちゃ綺麗&かっこいいですね。この壁がほしい・・・
しかしこう見ると、本当に短い間に色が増えたなーと。すごい勢いです。

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ブース内の写真、以外にも撮っていませんでした!動画で確認して下さい!
ジャズマスターモデルの2本です。ローズ、メイプル、白黒とどちらもとてもかっこいいです。
Mosriteを売ってしまったので、そのうちまたこういったギターが欲しくなるかもしれないです。おすすめの1本!

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ヘッドレス:コンセプトモデル

ここからが本番です。
一番注目されていた、ヘッドレスのコンセプトモデルです!
ついにきましたね、楽しみにしていた人も多いのではないでしょうか。
まだ現状はコンセプトモデルですので、発売時期等は未定です。今後さらに改良されて、いつか市場に出てくることを願いましょう!

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ベースはBevelモデルになっていて、おそらくネックやボディも元は同じだと思います。
ブリッジがとても重いので、思っていたよりも重量がありましたが、とにかく弾きやすかったです。ヘッドレスはそこまで興味はないのですが、一発でほしくなりました。

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このバーン加工?のようなことを施されたピックアップカバーもかっこいいです。
とても体に馴染む形をしています。

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そしてこのブリッジ!オリジナルのブリッジですね。
齋藤楽器工房さんは自社設計もすごくしっかりしているので安心ですね。
これがかなり重いので、今後改良されていくのでしょうか?

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注目のヘッドはこんな感じ。
現状はまだ、通常のネックの上の方を切り取っただけなのかな?ここがどう変わるかも注目です。かわるのかな?
弦を固定するところもオリジナル使用。やっぱり、通常のネックであって特殊なものではないので、ものすごく手に馴染みます。やっぱり普通って・・・いい!
有名なヘッドレスメーカーよりも弦のテンションが普通のギターと変わらないので、すごくいいです。

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新作テレキャスターモデル

次はこちらも注目されていたテレキャスターモデル!
来年の1月発売予定だそうです。これはめちゃくちゃ売れそう・・・

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フロントピックアップが通常のテレキャスと違い、ストラトのピックアップに近い不思議なオリジナルピックアップでした。
このフロントの音が、テレキャスとはまた随分ちがってとてもいい!音抜けがいいのにマイルドです。
ブリッジはGotoh製のものだそうですので、テレキャス使いの人も安心ですね。

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終わりに

齋藤楽器工房さんのブースに関しては以上です。

冗談抜きで、今回の楽器フェアのメーカーブースの中で一番話題性があったのではないでしょうか?

私は11月5日の半日いただけですが、常にお客さんがきていて、みんな新モデルから既存モデルまでためしていました。
楽器本体だけでなく、スタッフ皆さんの人柄も本当にいいので、そこも繁栄する理由の一つだと感じました。

これからもさらに期待が高まるSAITO GUITARSでした。
次回の記事では、その他楽器フェアで気になったものをピックアップしていきます。

それでは!

エレキギター弦 今まで使ってきた弦の紹介とレビュー

ギターを弾いていて一番触る機会が多く、最も消耗するパーツといえば当然「弦」です。
どの弦を使うか、というのは弦楽器を弾いていれば永遠に付きまとうテーマですね。

今回の記事では、私が今まで使ったことのある弦を思い出せる範囲で簡単に紹介したいと思います。

正直、弦なんて物は人のレビューを読むより実際にギターに張ってみて使ってみるのが一番ですので、メモ程度に読んで頂いた方がいいです。

私の弦の好みを先に書いておくと、あまりテンションが強めの物は好きではなく、柔らかい物が好きです。
さらに、ゲージは常に10-46を使用しています。これは昔からずっとですね。
ギターによっては11-49を張ることもあります。今はエレキはSAITO GUITARS S622しか持っていないので、あまり張る機会はないですが・・・

ROTOSOUND R10 Yellows Regular 10-46

私がかれこれ4ー5年くらい使っている弦です。たしかその昔、Guthrie Govan氏が使っているというのを知って興味を持ち、そこからずっと使っています。
特徴としては、テンションが結構弱めでチョーキング等がしやすいのに、あまり柔らかすぎな音にならないこと、さらに新品と劣化してきた状態であまり音の質が落ちないということですね。
後は価格が安いことですね!540円で買えるはずです。
かなりオールラウンドに使える弦だと思います。ただ、メタルやハードロック等の様に硬質な音やテンションを求めている人にはあまり合わないと思います。

ROTOSOUND/ロトサウンド ROT-R10 [10-46] エレキギター弦

ROTOSOUND/ロトサウンド ROT-R10 [10-46] エレキギター弦

 

D'Addario EXL110 10-46

超定番な弦ですね。楽器店からスタジオまでどこでも置いていて、さらに低価格です。
私はあまり長いこと使用をしたことはないのですが、触る機会はやはりとても多かったです。
テンションも比較的柔らかめ、且つ中高音よりで明るい音の弦だと感じます。
なんとなくですが、張りたてより少し落ち着いてきた時の方が音がいいような気がします。これは好みだとは思うのですが。
寿命はそこまで長くないですが、みても触っても安心感のある弦ですね。

Ernie Ball Regular Slinky 10-46

誰もが必ず通ることになる(はず)、アーニーボールです。
学生時代はモズライトをメインに使っていたのですが、結構長いことこのアーニーがメインだった時期があります。
とにかくいい意味でも悪い意味でも特徴のある弦です。まず、張りたての音はキラッキラのパリパリで、最高です。その代わり、3時間も弾けば質が落ちていきます。とにかく寿命が短い、すぐ錆びる。
最近の物は長く触ったことがないのでわからないのですが、色んなレビューを読んでみた印象としては、あまり変わっていないようです。
ライブ前に張る人が多いみたいですね!張りたての音は本当にいいので、ブライト目な弦が好きな人には最高だと思います。

Elixir Nanoweb Light10-46

コーティング弦の中で圧倒的シェアを誇っていますね。使っている人もとても多く、私の知り合いの中でも使用者が一番多い気がします。
やはり寿命がとても長く、音質、タッチの差が長期間にわたって中々変わらないというのは非常に大きなメリットだと思います。
音の特徴としては、あまり高音が刺さらず使いやすい音だと感じます。少しこもり気味な気もしますが、正直ブラインドテストをしても違いが分かる気がしません。
テンションは結構キツ目だと思います。柔らかい弦が好きな人には向いてないかも?
私のエリクサーに対する印象は実はあまり良くなくて、まずコーティング弦の触り心地があまり好きではないのと、昔、2度に渡って1弦がすぐに切れてしまったため切れやすい印象がついてしまっています。

GHS Progressives 010 10-46

激戦区である弦市場の中でもそこそこの知名度があるメーカー、GHSです。
こちらはメタル!ハードロック!って感じのパッケージが印象的ですが、好きな人はとても合う弦だと思います。
使った時に感じたのは、テンションがきついということでした。かなりかたい弦だと思います。
その分、非常にタイトで締りのある音がでるため、ロック系奏者の方にはぴったりだと思います。
また、サスティーンもとてもよくて、ブライトで伸びのある、太い音が出ます。
テンションが気にならないのであればかなりオススメです。
私自身、一時期よく使っていたのですが、結構昔ですので最近の物の品質は把握できていないです。
シングル、ハム、どちらのピックアップにも合うと思います。

Fender Original Pure Nickel 150's Regular 10-46

フェンダー純正の弦ですね。意外と使っている人は少ないのではないでしょうか?
私は何度か張ったことがありますが、悪い印象は何もないですね。すごくいい弦だと思います。
あまり高音もきつくなく、とてもバランスがいい音だと思います。テンションは少しきつめの印象です。
工場出荷時のフェンダーに張られている(らしい)ので、やっぱりストラトテレキャスに合うんだと思います。
一度試してみるのもいいと思います。 

D'Addario ECG25 クロームフラットワウンド 12-52

今回紹介する弦の中で一番特殊な弦だと思います。
ステンレスのフラットワウンドという、かなり尖った仕様です。
実はこの弦、私はオーストラリア在住時にずっとストラトに張っていた弦です。普通、この弦をストラトに張る人はいないと思いますし、オススメしません。
特徴としては、6限から1限までステンレスフラットワウンドなのでツルツルしており、とにかくめちゃくちゃテンションがきついです。
もしも張ることがある場合は、使用するギターのネックに必ず注意してください。
音は太く、丸く、柔らかいです。とにかく太くてマイルドな音がします。あとタッチがとてもスルスルしています。コーティング弦も真っ青ですね。
今後この弦を使用することがあるかはわかりませんが、当時はとても気に入っていて、この弦を張っていたからある程度上達できたような気がします。ネックが太めのフルアコ、セミアコにオススメです。
書いていてとても懐かしい気持ちになりました。

オマケ:アコギで使用している弦

Elixir Bronze Nanoweb Light
あんなにコーティング弦は云々と書いていましたが、アコギに関してはエリクサーを使っています。
弦交換をあまりしたくない、ただそれだけが理由です。
ただ、最近弦交換をしたのですがあまり音が好きじゃない、ような気がしました。
何かアコギのコーティング弦でオススメがあれば是非教えて欲しいですね。

以上になります。正直あまり参考にはならない内容だと思います。

色々な弦を試してみるのもギターの楽しみの一つだと思います。
弦交換はめんどくさいですが、是非色々試してみてください。

 

それでは。

GRUV GEAR GigBlade2 ギグバッグ レビュー 【ギターケース】

今回は、GRUV GEARから最近アップデート版として発売されたギター用ギグバッグ、GigBlade2のレビューをさせて頂きます。

ギグケースのレビューはある程度興味のある人がいて需要があるはずだ、と自分に言い聞かせています。
今回購入したのは私ではなくて友人なのですが、購入するまでに色々なハイエンドギグバッグを調べていて、意外とギグバッグのレビューというのは少ないと感じました。

以前、さらに高額なbasinerのバッグをレビューしました。

せっかくですので今回のGigBlade2もフォトレビュー形式で書いていきます。
先に書いておきますが、このGigBlade2の価格は大体¥24,000 - ¥27,000くらいのようです。

外観

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黒に白印字とオレンジのアクセント。オーソドックスなカラーリングですが、みても分かる通り非常に特徴的な形をしています。

このケースの何が一番特徴的かというと、形、そしてゴルフバッグやサイドキャリー、スティックバッグのように担ぐことができる、という点です。

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非常にデュラビリティと防水性の高い素材でできており、ナイフで切りつけても穴が空くことはなさそうです。撥水性もよさそうです。

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トップ部分。再度ポケット、そしてトップポケットがあります。トップポケットについては後ほど。

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サイドの持ち手です。ガッチリとしており、もちやすいです。とにかく全体の重量バランスがよくできています。

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底です。衝撃吸収のためにパディングがされています。縦においても横においてもしっかり補助されます。
左側に見えているのはジッパーロックで、仮にチャックがあいていてもパカっと勝手にあかないようになっています。

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こちらはヘッド側のパッドです。

サイドポケット

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こちらはサイドポケット。正直入り口がかなり狭いです。しかし、マチはいがいとあり、ギグバッグサイド部分がすべて収納ポケットになっているため、かなりの量の物がはいります。
おそらくシールド類や書類ようでしょう。

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見ての通り、入り口はかなり狭いです。ここはマイナスポイント。

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底部分にチャックがついており、サイドポケットの収納量を拡張できます。

裏側

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こちらが裏側です。ストラップをかけるところですね。
友人は斜めがけ仕様にしているため、このようなスタイルになっています。
色々なかけかたがあるかなり特殊なギグバッグですので、詳しくは公式の動画を是非。

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ストラップは非常に耐久性が高そうです。パッドもしっかりしており、とても快適です。

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このように、いろんなところにフックをかけれるようになっています。

トップポケット

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トップのポケットです。かなり物がたくさん入ります。

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上から。

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大体エフェクターを平起き3つくらい入ります。
おそらく殆どの人は小物を入れるかと思われます。とても便利なポケットです。

ギター収納部分

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お待ちかねの内側です。非常に鮮やかなオレンジ色が特徴です。
柔らかいフェルト/毛布のような素材で、ギターに傷がつくことはまずありえないでしょう。

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友人のギターを入れるとこんな感じ。パッドを買い足したり、移動したりできるため、ほとんどのギターに対応出来ると思います。

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ネックパッドもしっかりしています。こちらも動かすことができます。

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しっかりと固定されますが、圧力も強すぎないためとても安心です。

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お尻部分。こちらも移動、書いたしができます。

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すこし余裕もあるため、輸送時も安心です。

総評

このGigBlade2は、世の中にあるギグバッグの中でももっとも特殊な作りになっていると感じます。
とにかく、かついでの輸送に特化しており、通常のギグバッグのようなリュック型の運び方はできないかわりに、すぐにおろす、開けると行った動作が非常に簡単になっています。

GigBlade2を実際にかついだり、もってみたりして一番感じることは、電車移動の多い日本のバンドマンやギタリストに非常にマッチした作りになっている、ということです。
周りの人の邪魔にならないように、すぐに担ぎ、すぐに下ろすことができ、直立・横置きでもしっかり置くことができる。
電車移動の多い日本で生活をされている人には、形と収納性能が受け入れられれば一番おすすめしたいケースです。

もちろん、ケースとしての楽器の保護能力も非常に高いです。ぶん殴っても大丈夫そうです。
一般的な輸送方法でなら、とくに内部にダメージがいくことはなさそうです。

ただ、サイドポケットの入り口が非常にせまいですので、そこだけは注意が必要だと感じました。

また、結構重量はあると思います。ただ、持ち方的に体に負担が非常にかかりにくいですので、通常のギグバッグよりも軽く感じ、疲労感も少ないです。

かなり特殊な形をしているため、必ず購入する際は一度お店に行って実物を確認することをおすすめ致します。

以上になります。少しでも参考になりましたら幸いです。

それでは。

Tom Quayle 使用機材まとめ 2016/09/25

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Tom Quayleといえば近年のテクニカルギタームーブの中で爆発的に人気と知名度の上がったギタリストですね。
ジャズ・フュージョン領域における美しいフレージングと超絶レガート、ハイブリッドピッキングが特徴です。

そんなTom Quayleの使用機材といえば誰もが一度は調べたことはあるのではないでしょうか。
youtube上に動画でたくさん本人やその他のチャンネルがアップしていますが、この機会に動画を参考にしながら彼のここ5ヶ月くらいの機材をまとめてみましょう。

参考にしたのは下記2つの動画です。
一応エフェクター紹介のところではどちらの動画のどこらへんで紹介されているか時間を書いておきます。
動画1


動画2

すべては書ききれないので、代表的な物だけまとめていきます。

目次:

ギター

Fibenare Roadmaster FB

http://www.fibenare-guitars.com/product.php?prodid=tqroadmasterfb
Tom Quayleといえば最近はこのギターがメインですね。ストラトシェイプのSSH仕様、アルダーボディにフレイムメイプルトップ、メイプルネック。
パキパキのキレのある音からジャズ、ハードなフュージョンまでほとんどこれでこなしていますね。
他にもたくさんFibenareのシグモデルを使っているので、本人のサイトからチェックして下さい。
http://www.tomquayle.co.uk/gearbiog.html

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他のギターも一応紹介しますが、詳しくは本人のサイトで確認してください。
左から:
Fibenare Guitars Erotic (パープル)
Fibenare Guitars Roadmaster FB (ストラト)
Fibenare Guitars Rahan Hollowbody (白茶ホローボディ―)
Fibenare Guitars Erotic (濃いゴールド)
Fibenare Guitars Tom Quayle Roadmaster (テレタイプ)
Fibenare Guitars Tom Quayle Basic Jazz (下に寝かせてあるやつ)

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アンプ

Laney Lionheart L20T-212
2x12のライオンハートシリーズを本人の動画ではよく使っていますね。基本的に完全にクリーンな設定で、ペダルで歪ませています。

Fractal Audio Axe FXII
ツアー、レコーディングなどではAxeもよく使っているみたいです。昔はほぼ全てAxeだったのですが、今は実物アンプもよく使っているみたいですね。

Matrix Amplification GT1000FX
Axeのパワーアンプとして。定番ですね。

ペダルボードシステム

The Gig Rig G2
http://www.thegigrig.com

動画1・2共にいっぱい写っています。動画1が詳しく話しています。
知る人ぞ知る、イギリスのスイッチャーメーカーのフラッグシップモデルです。
非常にシンプルな操作で、ものすごく多機能です。エフェクターからアンプの切り替えまで、すべてこのG2で行っています。
パワーサプライからジャンクションボックス等のボード上システムや電源もすべてGig Rigが出している他製品でおぎなっています。

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エフェクター

Wampler Pedals Dual Fusion Overdrive:オーバードライブ/ディストーション
動画1・2共に全体的に使用しています。
Tom Quayleのシグネチャーペダルですね。最近アップデート版が出たようで、回路は一緒でサイズやスイッチが変わりより物理的に便利になりました。
2ch仕様で個別にスタックできる実用的なペダルです。

Wampler Pedals Tumnus:ブースター/オーバードライブ
動画1:22:52〜
いわゆるクローン系のブースター/ドライブです。ブースターとして使っていることが多いみたいです。

Wampler Pedals Ego Compressor:コンプレッサー
動画1:29:46〜
高品質なコンプレッサーみたいです。私は試したことがないのですがとても良さそうです。

Wampler Latitude Deluxe :トレモロ
動画1:31:11〜
Tomいわくトレモロペダルの中で一番スムーズな音らしいです。コントロールも多くバンクもありすごくいい音です。

Sonuus Voluum:ボリュームペダル
解説は動画1:25:56〜
詳しいことは知らないのですが、ノイズゲートやコンプ、LFO等色々はいったマルチエフェクターらしいです。非常に多機能なボリュームペダルです。

Eventide H9:空間系マルチエフェクター
動画2:24:19〜
空間系やモデュレーションがなんでもつまった便利なマルチですね。主にオクターバーとして使用しているようです。 

 Strymon Timeline:ディレイ

動画1・2共に全体的に使用しています。
最強のディレイペダル。

[国内正規品]Strymon::TIMELINE

[国内正規品]Strymon::TIMELINE

 

 Strymon BigSky:リバーブ
動画1・2共に全体的に使用しています。
最強のリバーブ。こんなに機能は必要ないけれど、音がよすぎて創作や演奏に影響が出るほどらしいです。

終わりに

取り急ぎ、以上になります。いかがでしたでしょうか。
ギター本体以外で、抜けていたりこれだけははずせない!!という機材があったら是非教えて頂きたいです。
またTom Quayle本人から機材のアップデートがあればこちらも更新していきたいですね。

それでは!

basiner ACME-EG ギグバッグ レビュー 【ギターケース】

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今回は、BasinerのACME EG Deep Blue、ギター用ギグバッグのレビューをしていきたいと思います。

公式サイト:http://www.basiner.com

このケース、気になっている人もすごく多いと思います。
なんたってほとんどの大手楽器屋が謎の猛プッシュを店頭やウェブで行っているケースですからね。やたら高いのに。
購入したのはたしか2016年の3月頃だったと思います。

私は完全に機能性と見た目(重要)で一目惚れして買ってしまいました。

特に色です。私はDeep Blueというカラーを購入したのですが、これが私の好みにドストライクでした。
そういった意味では、見た目で好き!と感じた人は買う価値はあると思います。

それではフォトレビュー、はじめて行きましょう。

外観

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濃い目のネイビーです。
外側に上から小・中・大のポケットがあります。

一番下の大ポケット

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かなり容量があります。シールドをかけれるようになっており、さらに大きなポケットがついています。横幅はA4でも余裕があります。
結構な厚みにも対応できます。

こんな感じで3台のっけた小型エフェクターボードも・・・

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すっぽり入っちゃいます。

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正直めちゃくちゃ入ります。
私はこの小型ボードに、シールド類、楽譜関係と入れていることが多いですがそれでもまだ入りそうです。
マチもしっかりあるので、パンパンといった感じではありません。

真ん中の中ポケット

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縦長のポケットです。
色んな物を入れることができます。エフェクターなどもすっぽり入ります。
私はストラップ系やパワーサプライ等、中型の小物を入れています。

一番上の小ポケット

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小さいポケットがいっぱいついています。めちゃくちゃ機能的。
ピックケース、アーム、クロス、予備の弦、財布や鍵など色々入れています。

それではケースを開けてみましょう

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ギターが入っちゃってますがこんな感じです。
ネックをガッチリとホールド。

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しかもこのホールド、ベルクロで固定されているため位置を簡単に調整できます。
サイズの違うギターに簡単に対応。

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ギターのおしりを保護する部分

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かなり上部なパッディングなので、ちょっとした高さから落としてもおそらくびくともしません。

ケースを締めて裏側へ

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ストラップ、持ちて等。かなりしっかりした作りです。

ストラップはアウトドアのバックパックのように前を閉じてサポートすることができます。

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ストラップは背中のメッシュを簡単に収納f:id:rafle_nico:20160910212731j:plain

運搬の際に便利。

上部のハンドル

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しっかりと固定されていて、荷物を沢山つんでいてもやぶれそうにありません。

サイドのハンドル

f:id:rafle_nico:20160910212730j:plainこれがすごい上部です。見た目に反して硬め。すごく安定感があります。

背面下部にはポケット、中には防水カバー

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ここに隠しチャックがあり、専用の防水レインカバーが入っています。
急な雨にもばっちり対応。

総評

フォトレビュー、いかがだったでしょうか。
Basinerのケースはとにかく丈夫に、かっこよく出来ています。見た目で惚れた人は買っちゃっても絶対に後悔はしません。

ただし、背面メッシュチャックの裁縫やケース全体の型取り等何店か気になる部分はあります。
総合的な保護能力と完成度でいえば、Monoのギグケースの方が上かもしれません。

マイナスポイントを考えたとしても、Monoには無い色のバリエーション、収納の数、かっこよさがあります。
ここは非常に大きな利点です。

さらに、楽器の保護能力も他の価格帯のケースと比べても非常に満足度が高く、クオリティーも素晴らしいです。

価格にさえ納得できれば、絶対にいい買い物です。
とにかく機能的で保護の能力も高く、おしゃれなギグケースです。

このケースのことについて、他にもききたいことがございましたら気軽に質問して下さい。

それでは。

 

多機能ジャンクションボックスの自作 実装&解説編

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先日下記の記事で多機能ジャンクションボックスの自作について書きました。
先にこちらの記事を読まれるとよりわかりやすいと思います。

今回は、そのジャンクションボックスを実際にエフェクターボードに実装しましたので、実装した写真等の紹介と機能の再解説をさせて頂きます。

目次:

今回のジャンクションボックスの上から写真

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ジャンクションボックスの下に15mmの木の板を挟んでいるため、高さが出てパッチケーブルを斜め下に向けることができています。

接続に関しては書いてある通りです。上段は右からギター、アンプセンド、アンプリターン、アンプインプットです。

下段はちょっとわかりづらいですが、右からチューナー、ディレイ、ルーパー、Leqtique CLHDへ繋ぎます。
こちらはエフェクター達に接続されているため、抜き差しは今後しません。

それでは、機能の説明にはいります。

エフェクトループ無し/簡易セッティングの場合

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まずはこの接続から説明です。こちらはエフェクトループの無いギターアンプや、セッティングをささっと終わらせたい場合の接続です。

ギターインプットとアンプインプットのみに接続された状態になります。
エフェクターボード全体像はこんな感じです。

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とてもわかりずらいですが、簡単に描くと赤線のように繋がります。
ようするに、ギターインプットからすべてのエフェクターが直列に並んで、アンプインプットへ出ていきます。

エフェクトループのないアンプの時はこのように、ギターインプットとアンプインプットのジャックだけを挿せば、ジャンクションボックス内のスイッチジャックが起動しないことによって、このように自動的に配線されます

エフェクトループあり/使用の場合

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これはエフェクトループのあるアンプを使用する場合です。
ギターインプット、アンプインプットの他に、中2つのアンプセンドとアンプリターンにも接続します(アンプにも)。

エフェクターボード全体像はこんな感じ。

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こちらもかなり分かり辛いです。マウスや指で線を追ってもらえますとわかりやすいと思います。申し訳ありません。

この場合、赤色がギターインプットからアンプインプットへ。ダイナミクス系やブースター、歪系はすべてこちらです。

そして、緑色が空間系で、アンプのエフェクトループ(Send/Return)に入ります

エフェクトループのついているアンプの場合はこのように、上部4つすべてのジャックに挿し、ギターインプットからアンプインプット、センドからリターンを接続します。

これで内部のスイッチジャックが動作し、一般的なスルーボックスになります。
すべてのジャックが直線上に接続された状態ですね。

終わりに

これで今回の自作ジャンクションボックスについての記事シリーズは終了(の予定)でございます。

いかがでしたでしょうか?

ジャンクションボックスといえば一般的にはただのスルーボックスで、エフェクターボードの配線に大活躍します。

しかし、このように自分のアンプを持っていない人、スタジオでは常設アンプしか使えない、ライブでも常設アンプしか使わない、という人たちのための機能を持ったジャンクションボックスは販売されていません。

たしかに、4in4outのスルーボックスあればボックスのアンプインプットとアンプセンドを短いケーブルで接続して、アンプリターンからアンプのインプットへ接続すれば直列配列にすることは可能ですが、分かり辛いですしなんかいやじゃないですか・・・?

そういった方には非常に効果的かつ実用的なジャンクションボックスになっていると思います。私にとっては理想的なジャンクションボックスです。

自分のアンプを持っていなかったり、スタジオやライブハウスでは常設アンプを使う人のための機能的なものになります。是非作ってみてください。

わからない点などがありましたらコメントなり、Twitterなりで質問して頂けましたらできるだけお力になりたいと思います。

 

以上になります。

それでは。