rafle_nico Music/Work

Guitar / Music / Craft / Photo / Camera / Interior 私の関心のある事について書いています。 Twitter: rafle_nico

Leqtique Maestoso オーバードライブ レビュー

f:id:rafle_nico:20160813231736j:plain
今回の記事では、Leqtiqueから発売されている大人気のオーバードライブ、Maestoso(以後MAT)のレビューをしていこうと思います。

以前CLHDのレビューを書きましたが、実はこのMATはCLHDと同時に購入しました。実践使用回数もそこそこ増えましたので、私の使い方や音の感想などを簡単に紹介できたらな、と思います。

非常に有名なペダルですので、ネット上に山ほどレビュー等は投稿されていますが、一趣味ギタリストの感想として読んで頂けますと幸いでございます。

Leqtique レクティーク オーバードライブ Maestoso

Leqtique レクティーク オーバードライブ Maestoso

 

 MATはいわゆるTS系オーバードライブの系統になります。
Shun Nokina氏の名作であるMARがTSにかなり寄せていたペダルだとすれば(私はMARの使用経験はありません)、このMATはかなり改造されたハイブリッドTS系になると思います。

ただし、TS系とは言われていますが、私個人としてはかなり別物のペダルじゃないかな、と感じます。

コントロールの説明になりますが、ノブは左がVolume、右がGain、真ん中がToneになります。非常にオーソドックスなコントロールです。

f:id:rafle_nico:20160813231734j:plain

まずこのMATの一つの特徴として、一般的なTS系と違ってかなりGain幅が広いです。Gainが0〜1あたりではファットなクリーンブーストになり、Gainが半分くらいのところで既に従来のTS系のGainマックスくらいになっているような気がします。
Gainを最大まで上げれば、相当歪みます。ただし、使用しているギターとピックアップにも夜と思いますが音のキャラクター的には少しファズっぽくなってくる印象です。
でも、全然嫌味のある使いにくい音ではありません。音作り次第でGainマックスでも十分使っていけます。

次の特徴としては、よくあるTS系のように低音が逃げてしまい中域がものすごくプッシュされる、といったことがありません。低音がしっかりついてきます。
一般的なTS系よりもギター側のボリュームやトーンをいじって音を作りやすいようなきがします。

さらに、もう一点特徴としてはToneノブの効きがめちゃくちゃ良い点です。
ギターやアンプの組み合わせによっては、かなり暗い音になってしまったり、ブーミーになってしまう可能性もありますが、そういった時にToneをどんどん上げてあげるとちょうどいい感じに音抜けが良くなっていきます。
よくあるキンキンしていくような上がり方ではなく、Midとハイの間とハイがバランスよく伸びていくような印象ですので、悩まずがっつり上げてあげることができます。
Toneをマックスにしても、聴いていられないような音にはなりません。ばっちり使えます。

単体のオーバードライブとして使用する場合は、私はGainを11時〜1時くらいの間でセッティングして、クランチしたリードトーンですごく前に出てくる音を作れています。
独特なコンプレッション感はありますが、原音を残したまま気持よく歪んでくれます。特にブルースのソロ等にはバッチリだと思います。
先にも記載したように、がっつりGainを上げていくと少しファズっぽい粗めの歪になっていきます。ですので、個人的な意見ですがバッキングなどにはあまり向いていないと感じます。
好みの分かれる歪の質になると感じます。

クリーンブースターとして使用した場合、かなりのボリュームと音圧を稼ぐことができます。
低音がけっこう強めに出てくるので、特にシングルコイルのギターとの相性は抜群だと思います。ハムバッカーでも、アンプをしっかり調整してやればめちゃくちゃいい音が出てきます。

他のペダルやアンプのブースターとして使用する場合は、TS系ですのでしっかりとミッドがブーストされるだけでなく、低音もそれについてきますので迫力のある音になります。
特に、ハイのがっつり出るアンプなどの歪をブーストしてやると最高だと思います。
ただ、一般的なTS系でブーストする時よりも少し暗めの音になる印象を受けますので、しっかり試奏してから購入することをおすすめします。TS系の中でもかなりクセが強いです。

f:id:rafle_nico:20160813231735j:plain

個人的な総評としては、1台もっておくとクリーンブーストからリード、アンプなどのブーストまで幅広く行ってくれるのでマストな1台だと思います。
一般的なTS系が苦手な人でも、一度ためしてみることをおすすめします。

 

以上になります。少しでも参考になりましたでしょうか。

 

それでは。