Overloud TH3 初期セットアップ&おすすめ設定、使い方の紹介
今回は、私がメインで使用しているアンプシミュレーター、Overloud社のTH3の初期セットアップ方法と、使用する際の音作り以外での設定について書いていこうと思います。
スタンドアローンのアンプシミュレーターとして使用できるTH3は、DAWを起動しなくてもいいため、普段ギターを弾くためだけにも非常に重宝します。(もちろんDAWなどでのRecにも使えます)
しかし、初期セットアップやレベル、アウトプット等をちゃんと自分のギターと機材に合わせてあげないと簡単に音割れや破錠を起こします。
そこで、今回の記事で、私が今までTH3を使ってきて気づいたことや気をつけている点をご紹介致します。
少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
まずはトップ画面です。私が普段一番良く使っているセッティング画面になっていますが、今回は設定特集ですので、特に上の方について書いていきます。
画面上部のSETTINGSというところをクリック。
Preferencesはこのチェックにしておけばいいと思います。
そして、Audio settingsというところをクリック。
ここで使用するオーディオインターフェイス類の設定をします。どのDAWやアンシミュとも一緒だと思います。
ここで重要なのがAudio buffer sizeです。小さいほどレイテンシーが少なく、CPUに負担がかかります。
私のミドルスペックのMacbook Proですと、最高設定までやっても問題ないですが、一応32にしてあります。
次に、トップ画面から左上のちょっとしたにあるLEVELにいきます。ここも非常に重要です。
こんな画面がでてきますので、ギターのボリュームをマックスにして、一番出力の高いピックアップでおもいっきり弾きます。
するとカラーバーが動きますので、そのバーが赤矢印のあるあたり、緑のバーまで安定してくるように、オーディオインターフェイスのInput Gainを上げていきます。赤にはちょこっと入るくらいならいいですが、常時はNGです。
これをしてあげることで、ギターや外部エフェクター、TH3の性能を最大限活かすことができます。
次にまたトップ画面へ。今度は上部真ん中らへんにあるこのパート、MASTERにいきます。
ちなみに紫でかこっているLIVEというボタン、オンにしていると現在開いているプリセットをいじった時にすべていじった内容が自動で保存されていきますので、注意して下さい。
ここはお好みになるのですが、自分のセッティングに合わせて調整しましょう。ちなみに私はデフォルトです。
またトップ画面へ。次は上部右恥にあるOUTというところを調整します。
ここでは、TH3の最終エフェクトからのアウトプットを調整します。最終的な音ですね。
ここが赤色でクリッピングしていると、音が割れてしまいます。逆に小さすぎると、迫力のない、ぺちぺちとした音になってしまいます。
ちょうどいい具合に左のノブを回して調整しましょう。
以上で大体の最初にやるべきセットアップは終了です。
ここからはちょっとしたティップになります。
音量の設定になりますが、このHiwattシミュのように一番右にマスターボリューム的なLEVELというノブがあるアンプの場合、ここで全体の出力を決めてあげると楽ちんです。
TH3に入っているアンプはほとんどあります。
ただし、このDV MARK Maragoldのようにマスターボリュームがないアンプの場合、外部IR等を使用すると音がとても小さくなってしまう場合があります。そういった時はどうすればよいか?
このAMP EQというやつを、アンプとキャビネットの間にはさんで、LEVをガツンと上げてあげると音色を変えずに音量を稼げます。
ついでにEQ処理してあげるのもいいと思います。
TH3は、キャビネットを外部IR使用にすると音量が結構下がってしまう場合がありますのでそういった場合等に是非。
もう一点注意しないといけないのが、キャビネットの後などに接続する空間系等のレベルについて。
各エフェクターの一番右に、OVERと丸いところがあると思います。
ここが弾いた時に赤色に点滅した場合、インプットが大きすぎて音割れを起こしたままエフェクトがかかっているということになります。
その場合は、アンプやEQ側の音量を調整するか、エフェクト自体のLevelを調整して下げてあげましょう。
以上になります。いかがだったでしょうか?
少しでもみなさんのセッティングの参考になりますと幸いです。
また、おすすめのアンプやセッティングについてはいつか書きたいと思います。
それでは!
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